コラム〔山本編〕
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vol.27 「役所に取られるお金1」
作  山本 洋左右

納得できない事と言ったら、キリがありません。 先日、警察署に免許の更新に行った時のことです。 ICチップ入りの免許に更新するのに3250円 取られました。
免許証が発行されるまでの間、4〜5年前に 撮影された交通事故の実例再現ビデオを見せられ、 免許証と共に教則本が渡されました。 この過程の中に、私は幾つもの疑問を感じています。

まず、ICチップについて警察の説明 「盗まれたり偽造された免許証に記された本籍が振り込め詐欺の口座開設に悪用された。  
そこで、本籍をICチップに収めることにした」
〜なるほど、そういうことか・・・〜
「但し、このICチップを導入しているのは  まだ10の自治体だけです」
〜なに?全国一斉じゃないの・・・〜

本籍を隠すだけのICチップ代として従来の 更新料に450円が追加されている。
ちょっと待ってくれ、 この程度のICチップ1個の単価は、数十円位だよ。

更に、警察の説明は続く 「教則本には、改正された道交法、特に 自転車に関するものが書かれたいるので 読んでおいてください」 〜免許の更新に来て自転車の話か・・・
〜 この教則本、警察OBの交通安全協会が権利を 独占している、として問題視されているのに、 相変わらず、更新料の一部として私達は 教則本代を払わされている。 免許更新料は年間、500億円前後に達しているが、 その収支や使い道は不透明だ。 更に数年前、全国の警察では、裏金の存在が 明るみに出た。 私達は、払うのが当然、と思っていることを ひとつひとつ、検証しようではありませんか。