コラム〔山本編〕
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vol.7 食在台湾!好吃 好喝
作  山本 洋左右
台湾の食について記す。台湾の旅はここから始まると言っても過言ではない。
台湾を楽しく旅行しようと思ったら、現地の食事時間に胃袋を合わせることだ。
食の島台湾は、24時間食べることに不自由しないが、
やはり台湾の人々と一緒のときが、量もメニューも多い。要は、郷に入っては郷に従えである。

好吃の秘訣その1
昼食、即ち飲茶時間は12〜2時なので必ず12時にレストランに入ること。
料理は、ワゴンに載って次から次と出てくるので1ワゴン1〜2品にする。
ビールは大瓶だけ、無料の茶でもよい。
ゆっくりよく噛んで食べることを心がける。茶はいつ何杯頼んでもよい。
日本語が話せる人がいたら、その店のお勧目を聞く。

好吃の秘訣その2
餃子、小龍包は間食にする。
餃子店や小龍包店は、大都市には必ずあり大半が24時間営業している。
私は、飲茶を食べ損ねた時や、夕方空腹のとき食べることにしている。
ただし、餃子専門店では、食べる数を注文するので注意。
地元の人は、平均1人20個だがまずは10個にして胃と相談すること。
”10個は少ないよ!”なんて店員に言われても数は譲らない。

好吃の秘訣その3
台湾は、屋台天国である。
大陸では、屋台が姿を消しつつあるが台湾では欠かせぬ食事場である。
台北では、士林や華西街、臨江街などの大きな夜市を始め、至る所に屋台が出現する。
台中、台南、高雄、花蓮,台東など主要都市には、必ず大きな屋台街があり
夜7時頃から翌午前3〜4時頃まで営業している。
屋台は、最低3〜4店を食べ歩いて台湾の食生活を楽しもう。

好吃の秘訣その4
日本には、無い味を食べること。
”台湾は、大陸、香港より、美味い!”こう言う人が多いが、同感である。
また、日本では味わえない料理がたくさんあるので是非食べることをお勧めする。
中でも私は、湖南料理と客家料理が好きで訪台すると必ず味わっている。
さらに、高雄など南部に行くと海鮮料理が、台北に比べて2割くらい安い値段で食べられる。
最も感動的だったのは、金門島で食べた海鮮料理と高粱酒で、高雄から2度も訪れた。

好吃の秘訣その5
”台湾は、おいしい!”と満足しようと思ったら4泊は必要である。
見たり、体験したりするための時間、そして台湾の暑さを考慮して駆け足の旅行は避ける。
日本から3時間、台湾は近くて本当に近い”国”である。